和人の女が田舎へ行ってきました。
田舎者が田舎エンジョイしてきました。
田舎から高速バスでさらに田舎へ二時間ちょっと。
その名も岩内群(いわない)は岩内町というところですが、これといって観光地でもないので知名度低そう。海産物おいしかったです。マグロも普段食べてるのと全然違ったし、脂ののったヒラメもウニも美味しかったです。
岩内市街地から海沿いの雷電国道を南下、ひっそりした漁村を過ぎると雷電岬に着きます。寿都郡黒松内町(すっつ群くろまつない町)です。
寿都の語源はアイヌ語のシュプト・ペッ(「ヨシの川」という意味)なんだそうです。ヨシって植物の葦?
そして黒松内はクル・マツ・ナイ(和人の女のいる沢)が語源で、黒松とは関係なさそうですがブナの北限の地だとWikiに書いてありました。このあたりが北限とは知らんかった……
雷電岬の先には、なんかやたらとんがった変な岩が。
これは刀掛岩(かたながけいわ?)
昔、義経一行がここまで来たという伝説があり、弁慶が捻じ曲げて刀を掛けたのがあの鋭い岩だと言われているそうです。
拡大しないと画像では分からないと思いますが、妙に鋭利で目を引きました。岬にはよく変な形の岩がありますが、これまた個性的ですね。
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いろいろ見たい所はありましたが、時間の都合で神社とか資料館とか寄れませんでした。でも近くまた行くことになるかも知れないので、次の機会に。田舎ですが、漁師町だからか神社や仏閣が立派でしたよ!
なんか階段があって海まで下りられた。
ので、立ち入って良いでしょう。階段を下りる時に枝を踏んだ音に驚いてコケそうになりました。
海岸線に降りてみると波が穏やか。なので歩いてみました。
和人の女が
たった一人で。
砂浜ではなく、人の頭くらいある丸い石が堆積したかなり歩きにくい海岸でしたが、例によって登山靴が効果を発揮してサクッと通過。足元が軽装だと踏み外してグキってなりそうです。あとフナムシだらけです。
遊泳・漁・採収などは禁止とのことなので歩くだけです。
岬の岩のところに辿り着くと、階段のような岩石があったので進んでみました。
これ全部崖から落ちてきた落石のようです。
手前の岩石だけでも人の丈よりあります。
もしいま崩落したら……ゴクリ
でも進みます。「禁止」って書いてないかぎり行けるところまで行きました。このあたりまでは焚き火の跡やなんかのゴミ屑などがありましたが、この先に人の痕跡は無い。
これより先は水没していて進めず。潮が満ちるとここも沈むのでしょう。水たまりには小魚が取り残されていました。
足場は悪いし、岩盤が落ちてきそうだし、フナムシが跋扈しているし、海に沈むし、磯臭いし、曇り空のお陰で陰気くさかったですが、歩いてみると楽しかったです。
普段海なんてほとんど行かないのでなんか新鮮でした。
無事に戻ってこれたけど、最初に通った階段でまた意味不明にコケそうになりましたとさ。
ここは湾状になっていて、海の向こうには積丹半島が見えます。
海の向こうが泊村。中央に見えるのは原発です。
泊原子力発電所。
家族が赴任しているので岩内まで行ってきたわけですが、こうして見ると原発が近い。発電所付近にも村があり人が住んでいます。目の前の海は漁場です。
そんな泊原発もやらせメール問題浮上中・・・・・・・
長い目で見た場合、人や環境のための脱原発は必要なように感じますが、これまで何も考えず電力を消費してきた私は批判する前に行いを反省して行動を改める必要があるでしょう。そして自分の暮らしや新しい負担、村の雇用・収入など現実的な代案についてよく考えなければならないです。私の頭では知能足りませんが。
しかし新しい電力の確保についての負担を考えると、今の日本は脱原発以上に優先すべき事柄が多いのが現状……某自然保護団体が送ってくる脱原発パンフはどうも楽観的で都合の良い事ばかり書いてある気がしてならないです。
とかいいつつ今月も寄付金500円献上。
そうそう、雷電岬にあったトンネル。
画像拡大して見ると、トンネルの右側に塞がれた旧トンネルが!
新しいトンネルを掘って出た土や岩を詰めることもあるそうなんですが、だいたいは出入り口を塞いだだけで中は放置なんだそうですよ!
てことは、中には打ち棄てられた真っ暗な空間が……!?
ホラー(^q^) 絶対ここ闇霊湧いてますね。
実は海よりこの塞がれたトンネルを眺める方が楽しかったです。
最後になったけど岩内の位置。上の突起が積丹半島。
雷電岬は赤いポッチよりちょっと海沿いに南下した小さな突起部分、でしょうか?
札幌から岩内まで高速バスで二時間ちょっと、途中で通るキノコ王国に入国してみたい。
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原発が遠景に見えた、と仰ってたのは、やはり柏原発でしたか;
日常の風景からは若干浮いた印象を与える建物ですよね……福島のことが起こった後だから、注目度も高いですし……
庚さんが原発に関して書かれていたくだり、その通りだと私も思います!『危険?じゃあなくせ!!』という安直さは、今後更に重篤な危機を招きかねない思想です。
代替エネルギーのことも含め、生きている私達はもっと真剣に考え、話し合っていく必要があるんだと思いますね…
日本人の民族性から言ったら、出来ると思います。時々抜けてるところがありますけど…;
刀掛岩のお話面白かったですよ^^!!弁慶さんが最早人外wwwwww日本人も伝説好きですよね☆夢があって良いです(*^∀^*)
そして、トンネル(笑) つまらないホラー映画より、余程怖いですよねwwww行ってみたいwwwwwww
では、コチラでもアフォなコメントで失礼致しました~~~(^з^)-☆
泊原発でも、緊急時用の周辺住民の避難計画などが見直されているようですが……それ以外に、原発賛成メール自演の件でも問題になっていますが、当の原発側はどうもばっくれようとしているよう見えます。
冷静な人達が「原発危ないから今すぐなくせ!」とはいかないと考えることを見越したうえで、向こうは向こうでテキトーに胡坐をかいているような……
あー駄目だこりゃʅ(◔౪◔ )ʃ って思います。
刀掛岩。弁慶どんだけでかい刀持ってたんだよって話ですよねw
義経がモンゴル行って国作ったとか、キリストの墓とか、キャプテンキッドの財宝とか、日本にも意外と突拍子のない伝説がありますよね。何年か前の月刊ムーではサロマ湖にいるとされる伝説のサッシーに自衛官が食われたとの記事が載ってましたよ!
廃トンネルはしっかりと塞がれていましたが、なんとも好奇心を刺激されました。あの辺は長距離のトンネルが多いのですが、天井のシミが怖かったですw